皆さんこんにちは。
マジック:ザ・ギャザリングを楽しんでいますか?僕は物凄く楽しんでいます。ただ、僕は実際にカードを触ってプレイするよりもゲーム自体のことを考える方が好きなひねくれ者なので、ノートの隅でデッキのレシピを考えたり、休憩中に何か新しい構築手法を妄想したり、人のドラフトを見ながらリミテッドの環境分析をしたり、といった風に満喫しています。余り共感は得られないかもしれませんが。
で、今回は僕のマニアックな楽しみ方を紹介するコラムでは全くもって無いため、僕の話はこれくらいで。と、言いたい所なのですが、ちょっとお勧めの楽しみ方あるので聞いてみませんか?
それは、「ストーリー」です。
レジェンダリークリーチャーに固有名詞が付いている事や、古くからプレイされているプレイヤーはご存知かもしれませんが、マジックではエキスパンション毎にストーリーが設定されているのです。
例えば「タイムスパイラルブロック」ではラーダがあらゆる次元を飛び回っていましたし、「ローウィンブロック」では主人公のはぐれエルフのライズがマラレンとゆかいな仲間達と旅をしていたといった感じですね。
ゲームをプレイしていると、どうしても「カードの能力」の印象が強く残ります。
だからこそ、ストーリー上に出てくるキャラクターが「カードの能力の印象」と違う側面をみせてくれると面白く感じますし、それが意外と好いキャラだったりすると実際に使ってみたくなったりします。そんなことありませんかね?
と、言った具合に「ストーリー」の良さをすすめてはみたものの、小説は日本語では発行されていないので知る機会が少なく敷居が高いのは事実です。
さらに、いきなりストーリーの話をされてもとっつきにくいかもしれませんね。なので、みなさんに「ストーリー」への興味を持ってもらう糸口として「アラーラの断片」の世界観を皆さんに紹介していきたいと思います。
「アラーラ」という次元の断片である5つの次元をプレインズウォーカー達が行き来して、その謎や失われているマナによって大きく姿を変えている各次元に翻弄される、というのが「アラーラの断片」というエキスパンションのあらすじです。
「2色の失われた世界」は断片同士が分断されてしまっていることで、其々が独自な文明や生態系を築いています。そのユニークな世界を渡り歩く「プレインズウォーカー」達はそこで何を見て何を感じるのでしょうか。
準備はいいですか?それでは、「アラーラの断片」の世界を見に行きましょう。
■「アラーラ」とは?
遥か遠く昔に「アラーラ」という広大で豊富な資源とマナに溢れる「ひとつ」の次元が存在しました。しかし、長い年月を経る間に、おそらくは古き時代のプレインズウォーカーが起こした次元間大変動の影響を受けて「アラーラ」のマナが分割されてしまいます。
マナのバランスは次元の構成に密接に関係しているため、マナの分割によって「アラーラ」は1つの次元としての構成を保てなってしまいました。そして分割されたマナの種類に沿った2色のマナを失い、次元内の生態系や文明に変化を与えながら其々が「バント」「エスパー」「グリクシス」「ジャンド」「ナヤ」といういつつの断片に分かれていくことになりました。
■断片とは?
断片とは、先に述べた「アラーラ」の次元変動による分割によって生まれた小さな次元のことです。大きな特徴として3つの事が挙げられます。
・其々の断片はお互いに干渉できない
これは次元変動による分割という結果が大きく影響しています。
この時にアラーラにおこったことを、簡単な例を挙げて説明するならば、光(「アラーラ」)をプリズム(次元変動)に通すことによって屈折率の違いが表れて各色の光に分かれる(マナの分割)てしまったのです。
したがって、各断片は屈折率が違うお互いの断片を認識できない状態にあるのです。
・ベースカラー1色とサブカラー2色による構成
これは先ほど挙げた次元変動によって2色を「失った」結果です。このマナの喪失は断片に大きな影響を与えました。5色が存在することによってバランスが取れていた世界が、急に3色で動き始めるのだからそのバランスが崩れて当然です。そのバランスの崩壊が断片世界にどう働いてくるのでしょうか。
失われたマナについての例として断片の一つであるバントを見てみると、バントは白をベースカラーとして据えており、黒と赤のマナとの繋がりが絶たれています。さらにジャンドの場合は、赤がベースカラーで青と白のマナが失われている、といった具合です。
・其々が独自の文明や生態系を築いている
上で述べた2色のマナの喪失が原因で、失われたマナの領域を補填する為に断片世界は環境を急激に変えていきます。文明や生態系は新たな環境で生き残るべく再構築され、その環境に対応できない種は絶滅していくことになりました。
例えばエスパーでは緑と赤の生命力溢れる荒々しき自然の呪文が失われ、グリクシスでは生命と光の象徴である緑と白の呪文が失われています。
このことが、どのように世界を変化させていったのでしょうか?早速見に行こうではありませんか。
■象徴物「オベリスク」とは?

その前に、ちょっと寄り道して、各断片に共通して存在する「オベリスク」について解説いたしましょう。
まだ「アラーラ」がひとつの次元だった頃、魔術師が「アラーラ」の豊潤なマナを純化・洗練して呪文詠唱、召喚術、儀式に使いやすくする為に造られた巨大なアーティファクトが「オベリスク」です。
古き「アラーラ」の世界においては、このように使いやすい強力なマナを得ることのできる環境は魔術師にとって重宝される存在でした。
そして「アラーラ」が断片へと分かれた際に其々の次元に分かれていきましたが、その際に「失われたマナ」の影響で今までのようなマナを純化・洗練する為の技術は失われてしまいました。
それからは、それぞれの断片で築かれていった独自の文明の寺院や崇拝される建築物として扱われていました。しかし、近年になって魔術の発達によって再び「オベリスク」からマナを取得する技術が復活しました。
そのため、各断片に共通して存在し、古き「アラーラ」から存在する魔力装置である事が判明しました。このことは、現在お互いに存在も知らず、何の接点も持たないと思われていた断片達の関係に大きな影響を与えるかもしれないのです。
■「断片」の紹介
おまたせしました。それでは、実際に各断片がどのような文化を築き、そしてどのような生態系が構築されているかをのぞきに行ってみましょう。
以下の画像の各色をマウスでクリックすることで、その色を中心とする断片へと次元を飛び越えることが可能となります!

■「次元を渡り歩くもの」
このように、この記事を読んでいるあなたは自由に各断片の情報を手に入れられますが、これはなにもあなただけの特権ではないのです。
彼らは強力な魔術を駆使して次元から次元へと移動し、あらゆる環境の調査や魔術の研究をしています。そして各次元の人々からは、その強大な力と知識に対する畏敬の念を以ってプレインズウォーカーと呼ばれ、尊敬や恐怖の対象となっています。
今回は数多く存在する彼らの中から「アラーラの断片」に登場する4人の紹介をしたいと思います。住んでいる断片、生まれた次元、得意な魔術、目的、その全てが違う彼らがどう出会い、どう戦い、何を勝ち取るのかを知る手助けになるでしょう。

■最後に
お楽しみいただけたでしょうか?
実際の出来事を元にした「ストーリー」を紹介したわけではないので、少し盛り上がりには欠けるかもしれませんが、背景の理解が、後々にキャラクターを鮮烈に感じさせてくれることは必至です。
まだまだわからない事はたくさんありますし、実際に2月発売予定の「コンフラックス」が発売されないと解明されないこともたくさんあります。
断片達は巡り合うのか?だとするならば、そのきっかけは?プレインズウォーカー達の目的とは?
皆さんがこれらのことに少しでも興味を持ち、さらにマジックを楽しんでもらえる助けにこの記事がなれればいいと思います。
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