第14回戦 「フェアにいこうぜ」

ルード・ウォーメンホーヴェン vs. ガブリエル・ナッシフ

ジョシュ・ベネット(Translated, and touched by 梅咲直瑛)

 このラウンドのフィーチャーマッチは、お喋りが大好きなガブリエル・ナッシフ(フランス)と、今風の若者といった風貌のルード・ウォーメンホーヴェン(オランダ)による和やかな空気が漂う試合となった。

 両者とも使用するデッキは主流派のデッキタイプではなく、そしてお互いにクリーチャーが非常に多い構成のデッキとなっているようだ。 ナッシフの使用デッキは赤黒で、なんとスペルが0枚でクリーチャーのみというデッキ構成。 ルードのデッキは『緑単エルフ』だが、日本勢が製作したバージョンとは異なる構成のようだ。

 第13回戦目を終了した段階で、両者とも成績は9勝4敗。まだTop8進出の可能性を残している順位だが、崖っぷちといった状況だろう。熱戦を期待したい。

第1ゲーム

 ルードが《ラノワールのエルフ》を出し、それをナッシフが《モグの狂信者》で焼くという立ち上がり。

 《傲慢な完全者》《狼骨のシャーマン》とルードが後続を展開、一方のナッシフも《モグの戦争司令官》《泥デコの松明走り》とお互いに数を並べ始める。 4枚目の土地を引けないルードに対して、ナッシフは《大いなるガルガドン》を待機して、能力によって《泥デコの松明走り》を生贄に捧げて"3点ダメージ"で《傲慢な完全者》を除去。トークン製造を1回のみしか許さない。

ルード「おいおい、不味いなー。」

 迎えたルードのターン、《狼骨のシャーマン》の族系能力によって《鋸歯傷の射手》が公開されて【2/2】狼トークンが場に追加される。 戦闘によって【1/1】ゴブリントークンと【1/1】エルフトークンが相打ちになった後、《鋸歯傷の射手》を場に追加してルードはターンを返す。

 さて、ここまで思うような展開となっていないルードだが、コントロールしている土地が《樹上の村》《変わり谷》《森》だったため、ナッシフの《月の大魔術師》が突き刺さり更にやりづらい状況へと追い込まれる。

 《狼骨のシャーマン》の族系能力によって2連続で《エルフのチャンピオン》が公開され、【2/2】狼トークンが2体場に追加されるのだが、《月の大魔術師》の影響によって{G}{G}が出ないので《エルフのチャンピオン》をプレイすることは叶わなく、後続は《茨森の模範》を展開するのみに止まる。

 対するナッシフも、実は土地が3枚で止まっており思うようにならない状況となっている。ルードの場には《狼骨のシャーマン》の族系能力による【2/2】トークンが並んできているが、ルードの戦線を止められるクリーチャーが展開できず《月の大魔術師》の2枚目を出すのみに止まる。

ルード「思うような展開になってない様子だけど、どんなデッキなの?」 ナッシフ「(肩をすくめながら)たくさん数を並べるデッキのはずなんだけどねー。」

 ルードの攻撃時、戦闘によってナッシフは《茨森の模範》《月の大魔術師》2号を相打ちによる交換を図るも、対応してルードは《光り葉の待ち伏せ》をプレイ。【2/2】トークンが2体出ると同時に、激突で公開されたルードのライブラリートップは《ラノワールのエルフ》。それは《狼骨のシャーマン》による無料の【2/2】トークン製造を意味する。

ルード「どうしたんだい? 顔色が悪いよ?」 ナッシフ「生きてるっていいよね。」 ルード「だね。でも、どうせ死ぬけどね〜。」

 ナッシフは待望となる4枚目の土地を手に入れ、《湿地の飛び回り》を戦線に追加するが時既に遅し。数の暴力の前にナッシフのライフは0へと追い込まれた。

ルード 1-0 ナッシフ

第2ゲーム

 ナッシフは、1マリガンで6枚の手札をキープ。 ルードも同じく、1マリガンの手札をキープ。

「お互いに1マリガンでフェアな感じだね、お前いいやつじゃん」と軽く冗談を交えながら起こしたナッシフのファーストアクションは《祭影師ギルドの魔道士》

 小粒なクリーチャーを並べるルードのデッキに対して、非常に有効な除去クリーチャーの登場だ。

ルード「そ、そいつは.....」 ナッシフ「いいっしょ?」 ルード「たまんねぇぜ!」

 あっさりと死ぬ《ラノワールのエルフ》。頑丈なはずの《レンの地の克服者》を展開するも、続いてナッシフの場に出されるのは天敵ともいえる《泥デコの松明走り》

ルード「そいつは、宜しくないな」

 結局、《レンの地の克服者》《泥デコの松明走り》と1対1の交換となる。《台所の嫌がらせ屋》《鋸歯傷の射手》と後続を戦線に追加するルードだが、先ほどのゲームと同様に《射手》は【1/1】の役立たず君となっており、ゲームに影響なし。

 ゲームの主導権を握ったナッシフは《湿地の飛び回り》を2連打してからの、《包囲攻撃の司令官》

 大量のゴブリントークンと《包囲攻撃の司令官》

 それは、回答を持たないルードに大虐殺をもたらした。

ルード 1-1 ナッシフ

第3ゲーム

 ルードはマリガン後に土地1枚と《ラノワールのエルフ》というマナソースの手札をキープするのだが、ナッシフの手札には《ラノワールのエルフ》を除去できる《モグの狂信者》があった。 そして、残念なことにルードのライブラリートップに彼が求める土地カードは待っていなかった。

 ナッシフの展開は、それは良いものだった。《節骨の魔女》《泥デコの松明走り》と繋ぎ、《湿地の飛び回り》

 ルードは、勇敢に彼の猛攻を受け止めたのだった。

ルード 1-2 ナッシフ

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