ハリウッドの舞台
ブライアン・デヴィッド=マーシャル
現在、プロツアー・ハリウッドという舞台の第一幕が始まるまであと数時間というところで、私は舞台裏にてこの文章を書いている。ラストチャンス予選の第1ラウンドには、360人ものプレイヤー達が、メインステージに上がる最後の4人となるべく戦いに望んだ。予選は10ラウンドにもおよび、勝ち抜いたプレイヤーは貴重な最後の青封筒を手に入れた。とはいえ、彼らは本番の第1ラウンドが開始される前に顔を洗ってくるぐらいの時間しか残されていないであろうことは想像に難くない。
もしこのプロツアーがヨーロッパか日本で行われていたなら、この記事をラストチャンス予選で使用されたデッキリストを交えてお送りするところであるが、今回はそれができない。代わりに、普段は目にすることのない、イベントホールで働くウィザーズ社の人々の舞台裏を紹介しよう。イベント会場はハイアット・センチュリー・プラザである。2008年度で2人目のプロツアー王者を決定する場としては申し分ない。
私はロサンゼルスに着き、ドジャースがシンシナティ・レッズを負かした試合を見に行った。その試合は日本人のクローザー、斉藤隆が完璧に打線を押さえたんだけど・・・これって今週末におこる何かの前兆?
その後、私たちはそれぞれホテルに戻ったんだけど、マジックプレイヤーがこのままで終わるわけがない。私はアーロン・フォーサイスやエリック・ラウアといった元CMUやR&Dのメンバーとドラフトで遊んだ。
勿論プロ・プレイヤーもすでにホテルには着いているんだけれど、大抵は部屋に鍵をかけて閉じこもって、最後の調整にいそしんでいる。共通の部屋では、ジャッジ達がエルダー・ドラゴン・ハイランダー(EDH)という構築ルールのデッキで遊んでいる。もしロスに住んでいて、EDHをやりたいと思うなら、この週末の夜はねらい目かも。
やがて朝になり、トーナメントの準備が始まった。今回宿泊したホテルは、私のイベント・カバレッジ旅行のなかでも2番目に素晴らしいものだった。1番目は……2005年のプロツアー・名古屋でのスタッフ・ホテルだ。ホテルがトーナメント会場の2倍の大きさだったことを考えても……そういや名古屋では会場まで30分も電車でかかったっけ……トーナメントの準備をするにはもってこいのホテルだった。
現地在住のユージン・レービンとちょっと話す機会があったので、ホテルについて聞いてみると、イベントで泊まったホテルの中では一番良かったそうだ。ただ、問題点が一つあって、ここは彼の地元だということだ! とはいえ、彼を含め他のプレイヤー達もみんなこのホテルに泊まれたなら、彼もどこかの部屋でつかの間の平和と平穏を取りたいと思っているそうだ。
これは朝に行われたスタッフ・ミーティングで、マネージャーのホイットニー・ウィリアムスが今回の決まり事について策定を行っているところだ。
高レベルのジャッジ達が、週末のイベントで、ホールのどこを担当するかの割り当てを相談しているところ。
ホールの向こう側では、スティーブ・ポートがサイドイベント・エリアで行われる全てのオープン・イベントを監督している。例えば、前述のラストチャンス予選や、プロツアー・ベルリン予選(ブロック構築)、8人ドラフト戦、などだ。
ここにあるフォルダー・バッグにはまだ何も書かれていないデッキリストしか入ってないが、この週末で行われるサイド・イベントにて使用されるスタンダード構築やブロック構築のリストが山と詰め込まれる予定だ。プロツアー本戦と同様に、トーナメント・センターにおいてこれらのデッキ構築テクニックも見ることができるので要確認だ。
これらのテーブルの席に誰もついていないのは、ラストチャンス予選に参加するプレイヤーがエスカレーターからやってくるのを待っている状態だからだ。
そして部屋のドアが開き、ラストチャンス予選の受付を済ませた大勢のプレイヤーが詰めかけた。さっきの写真と同じ部屋には見えない。
スーパー・フライデー・ナイト・マジックとは、いつもフライデー・ナイト・マジックをやっているお店が一致協力して、一つの大きなトーナメントを形成した、というものだ。
グリーマックスの脳味噌はいち早く準備されました。みなさん、経歴書の準備はよろしいかな。この脳味噌は見た目よりもすごい演算機能があるんですよ。いや本当に。ウィザーズ社はこの週末に会場にて就職相談ブースを設けております。
ここでランディにカメラを戻そう……そしてフィンケルがもう一度あのパフォーマンスをやってくれるように私は願います。我々2人はカッコよくて新しくなったトーナメント・センターのロゴを持って週末この会場にいることになります。
ウェブキャスト担当のブルース・タウンはハリウッドにちなんだ格好や小道具をつけてイベントに望むようです。
もちろん、マジックにちなんだ舞台セットも用意されています。証拠の一つとして、まだ封のかかった《野生語りのガラク》を見たのですが、他にもあるかもしれませんね。
プレイヤーも続々到着してきました。10ラウンドのラストチャンス予選を、75枚のカードに賭けたキール・サンチェスもその中の一人。
殿堂入りの同僚でもあるジョン・フィンケルを追いかけている、殿堂入りプレイヤー・ズヴィ・モーシュヴィッツも登場。
合衆国チャンピオンのルイス・スコット=バーガスと再会したジェラルド・ファビアーノ と パトリック・サリバン。
《セラの天使》の像が静かに会場を見下ろしています。金曜の同じ時刻には、このフィーチャーマッチ・エリアに多くの著名のプレイヤーが、そしてそれらの対戦を観ようとする多くの観客がサイドラインに集まるでしょう。この週末に、プロツアー・ハリウッドで2008年で2人目となるプロツアー王者が決定します。お楽しみに。
誰が勝つのか?
さて、プロツアー・ハリウッドで勝利するのは一体誰なんでしょうか? 日曜日の午後1時45分(日本時間では月曜日午前5時45分)から、トップ8のウェブキャストが行われます。前回のスタンダード構築でのプロツアーはクレイグ・ジョーンズのトップデッキが記憶にのこっていますが、ハリウッドではどうなるでしょう?
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