コールドスナップのQ&A
――謎のセット「コールドスナップ」とは方

ランディ・ビューラー(Randy Buehler)
Translated by Yoshiya Shindo
2005年10月26日掲載分より


 ウィザーズ社が通りの向かいに引っ越したことで明らかになったのは、巨大なドラゴンが道路を止めた[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/928](リンク先は英語)ってことだけじゃなかったようだ。開発部の荷造りをしている段階で、私はリチャード・ガーフィールドのかつての部屋(現在は会議室で、“デンジャー・ルーム”と言う名で呼ばれている)の書類棚を片付けていた。キャビネットはまるでウィザーズ社の完全な10年間の記録のようだったよ。その中には、大量の古い書類ファイルがあって、その一番下には“ロックンロール”と書かれた謎のファイルが眠っていた。好奇心から、私はほこりを払い、中をのぞいてみた。今から明らかになるものが何なのか、まったく思いつかなかったからだ。

 私は開発部に勤めて五年と少々になるが、その中で噂は聞いていた。ローズウォーターは何年もの間その事についていろいろ話していたが、彼の多くの台詞同様、それを信じる人は誰もいなかった。しかし、そのファイルに目を通していくうち、そこにある“キイェルドー(Kjeldoran)”だの“ウィティゴ(Wiitigo)”なんて単語が目に付き始めた。私が開いたのは、開発部で明らかにされない巨大な謎の一つだった。そう、私の手の中にあるのは、失われたアイス・エイジのエキスパンションだったのだ!

 話が見えない人のために、そこにまつわる伝説を話そう。アイス・エイジは現在のブロック形式、すなわち大型セット一つと小型エキスパンション二つで構成される最初のものとしてデザインされていた。しかし内部的な事情により、開発部はホームランドをそのブロックに入れざるを得なくなった。その結果、ミラージュの発売までに間がなかったこともあり、開発部は第三セットを棚上げすることになった。伝説によれば、デザインはファイルされて二度と目に付くことはなかったそうだ。そして噂では、これはブロック最強のセットだったと言う。

 ページをめくっていくうちに、私は伝説が正しかったことを実感してきた。第三セットには、アイス・エイジやアライアンスでのテーマが非常に興味深い形で取り上げられていた。これを世界にお披露目できないなんて恥ずかしいことだ。このセットには、書類棚の中で永遠に見捨てられるよりももっと良い運命があるべきだ。そして、物事が正しい方向に進み始めるまで、必要だったのは火曜日の会議一回だけだった。歴史を修正するのは今からでも遅くないという決定が出たのだ。長く失われてきたアイス・エイジのセットに陽の目を当てるべきだろう(そして、ホームランドには間違いなくふさわしい場所、ブロック外の辺土に行ってもらうとしよう)。ここで私は、アイス・エイジの失われたセット、その名も「コールドスナップ」が7月21日に発売されることを、高らかに宣言しようと思う。皆さんにも非常に楽しんでいただけるセットになるはずだ。

 セットは現在調整サイクルまで進んでいるので、発売日以外にも君たちが思いつくであろう質問に対する公式見解を発表していこう。

Q:セットのカードは何種類?

A:155種類だ――コモンが65、アンコモンが50、レアが40になる。

Q:プレミアカードは?

A:入る。これに関しては、あくまで長い間失われていたデザインのファイルの発掘であり、セット全体の問題ではないと判断した。つまり、我々はこのセットを現在の調整にかけ、現在のテンプレートに合わせ、現在の書式を使用し、といったことを行うことになる。カードの形式はすべて現在のマジックのルールに合わせられ(インタラプトは無い)、その中にはレア度を表すエキスパンションの色や、コレクター番号や、プレミアカードも含まれる。

Q:このセットはスタンダードで使える?

A:使える。このセットは8月の20日からスタンダード構築で有効になり、2年少々後に、コードネーム“スナップ”“クラックル”“ポップ”のセットと一緒にスタンダード落ちする(もちろん、エクステンデッド、レガシー、ヴィンテージ、アイス・エイジブロック構築でも有効だ)。

Q:コールドスナップはMagic Onlineでも発売される?

A:もちろん。8月半ばの予定だ。

Q:これって、以前に話してたコードネーム“スナップ”ってセットのこと?

A:違う。ラヴニカの次に出るブロックのセットは“スナップ”“クラックル”“ポップ”と言うコードネームで呼ばれているが、コールドスナップはそれとは別のセットで、“スナップ”よりも2ヶ月前に出る。確かにややこしいし、特にそのセットに関して動いている我々はなおさらだ。こんなことは、“コントロール”“オルト”“デリート”ってコード名のブロックをやってるときに、「コントロールのデッキ」が、そっちの話なのか、青系パーミッションデッキなのかで混乱したとき以来だ。今ではもう少しコードネームのつけ方にも気を使っている。“スナップ”の正式名称ももうすぐ発表になるから、そうなったら面倒もなくなるだろう。

Q:テーマデッキは出る?

A:出る。我々が発売するのは、ブースター、テーマデッキ、そしてファットパックだ。もちろん、これはアイス・エイジブロックの三番目のブロックだから、テーマデッキにはブロックの最初の二つのセットのカードも若干入ることになる。これらに関しては、(コールドスナップが新しいカード枠である以上)現在のカード枠に合わせられるが、イラストはオリジナルのままだ。

Q:テーマデッキのアイス・エイジやアライアンスのカードはスタンダードやエクステンデッドで有効?

A:有効にはならない。あくまでコールドスナップのカードだけがスタンダードで有効だ。テーマデッキ内のアイス・エイジやアライアンスのカードは、あくまで元のセットの一部だ。

Q:プレリリースは?

A:開催される――プレリリースは7月8〜9日になる。さらに、発売イベントが7月22〜23日に開催予定だ(訳注:日本におけるイベント日程は、タカラのページをご参照ください)。

Q:ひょっとして、ディセンションの発売日が“毎年恒例”から1ヶ月早くなったのって、これが原因?

A:その通り。

Q:外国語版は?

A:ブースターとテーマデッキは通常のマジックと同じ言語で出る。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語、中国語だ。ファットパックは英語版だけだ。

 コールドスナップに関する更なる情報は、今後のmagicthegathering.comとタカラのサイトでチェックして欲しい。

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