別れの10月がやってきた。
さようなら、《稲妻の天使》、《ボガーダンのヘルカイト》。
君たちには本当にお世話になった。
《タルモゴイフ》はこれからも各フォーマットでの活躍が期待されるから、挨拶しないでおこう。
そして、この10月に時のらせんブロックと入れ替わりで登場するのが、「アラーラの断片」だ。今回は、アラーラの魅力をたっぷりとご紹介していこう!

まずは新登場のカード枚数から。
| 白 |
31枚(内1枚は神話レア) |
| 青 |
31枚(内1枚は神話レア) |
| 黒 |
30枚 |
| 赤 |
30枚 |
| 緑 |
30枚 |
| 多色 |
57枚(内12枚が神話レア!) |
| 無色 |
10(内1枚は神話レア) |
| 土地 |
10(+基本地形5×4) |
| 合計 |
249枚 |
第一の注目ポイントは、過去の大型セットに比べて全体の枚数が少なくなっていることだ。
昨今、ウィザーズは新規プレイヤーを増やす活動に力を入れているが、これはそのひとつと言える。使えるカードの種類が多いとエキサイティングなゲームが楽しめるし、デッキ構築の幅も広がるが、新規プレイヤーにとっては非常に敷居の高いゲームになってしまう。また、カードの枚数を抑えることで、必要なカードも集めやすくなるかもしれない。
この変化がどういう影響をもたらすか、非常に楽しみだ。
次に目に付くのが神話レア。俗に言うスーパーレアというやつで、およそ8パックに1枚の割合で封入されているようだ。
白と青には神話レアが1枚存在するので、他の3色よりも全体の枚数が1枚多い。
今回の神話レアは《タルモゴイフ》のような軽くて馬鹿げたパワーを持つカード…ではなく、マナコストも重いが能力も半端ない絶対王者、というカードが多いようだ。イラストもかなりそそるものが多い。
その中でも注目は《サルカン・ヴォル》。
個人的な色の好みもあるが、クリーチャーでゴリゴリ押すデッキの核となりそうな、興味深いカードだ。
このカードに関しては清水直樹のデッキ構築劇場で詳しく語られているので、是非参考にしてほしい。
さて、アラーラのカード枚数に関してもうひとつの大きなポイントがある。
それは多色のカード枚数が非常に多いということだ。
ここで詳しく内訳を見てみよう。
多色カード内訳
     | 各3枚 |
  | 4枚(神話レア1枚) |
     | 各1枚 |
  | 2枚(神話レア1枚) |
           | 各7枚(神話レア2枚) |
これを見ると、アラーラはインベイジョンやラヴニカの兄弟とも言えるような、多色のエキスパンションだということが分かる。
色の組み合わせバリエーション豊富で、友好色2色だけでなく対抗色2色のカードや、友好色3色のカードも目につく。
《冷静な天使》は、《稲妻の天使》の兄弟的な存在として期待で期待できそうだ。白には警戒を持ったクリーチャーが多数いるので、うまくデッキを構築すれば天使のデメリットを相手にだけ強要することができる。
《器用な決闘者》は、とても2マナのカードとは思えないほど優れた能力を持っている。安心してビートダウンデッキの序盤を任せられるだろう。
《ジェスの浸透者》は、《墨深みの浸透者》の完全上位互換。青独特のブロックされない能力に、緑の力強さが加わったカードだ。
《器用な決闘者》もそうだったが、《苦花》を気にせず殴れる2マナ域として注目したい。
このように、金色のカードには様々な組み合わせがあるが、1色+対抗色2色のカードは存在しない。どうやら好き勝手に色を混ぜているわけではなく、一定の法則があるようだ。
…おや?
ここで紹介した3つのカードをもう一度並べてみよう。
勘のいい人は、この3色の共通点に気づくのではないだろうか?
結論から言ってしまおう。
この3枚は同じ「青白緑」のグループに所属している。
アラーラの断片には5つのグループが存在する。
それらは「断片」と呼ばれ、友好色3色で構成されたギルドのような存在なのだ。
では各断片の名称を紹介しよう。
バント: 白青緑(トリーヴァ)
エスパー: 白青黒(ドロマー)
グリクシス:青黒赤(クローシス)
ジャンド: 黒赤緑(デアリガズ)
ナヤ: 白赤緑(リース)
古くからのプレイヤーには( )内の呼び名が親しみ深いだろうが、若い世代に古老と思われてしまうので、早く新しい呼び名に慣れていただきたい。
アラーラはもともとひとつの次元だったが、何かしらの異変によって5つの断片に分断されてしまった。
日本プロレスが新日本と全日本へ分かれたように、全日本からノアができたように、断片は独自の性格を持つようになる。
断片は3色で組み合わされたものと言うよりも、残りの2色が欠損した状態を表しているようだ。失われた2色のマナを補うために、各断片では様々な努力がなされている…という設定である。そのあたりを、後述の断片紹介では見ていきたい。
ここで、ひとつ裏話を。
アラーラの断片は作成スタッフも5つのチームに分かれ、それぞれの断片ごとに異なった発想でデザインされている。
まったく違う個性があるので、通常のエキスパンションの5倍楽しめるお買い得なエキスパンションなのだ。
それでは、各断片の紹介をしていくことにしよう!
バント(白青緑)
| 賛美の枚数 |
| 白 |
6枚 |
| 青 |
2枚 |
| 緑 |
2枚 |
| 多色 |
1枚 |
バントは赤と黒が欠損している断片である。
戦争の際には、名誉ある戦士を代表にたてるという風習があり、それが新能力「賛美」にて表現されている。
賛美はクリーチャーが持つ特殊能力である。
あなたのコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正をうける。
賛美持ちがあなたの場に3体いれば、なんと単独で攻撃するだけで+3/+3の修正を受けることになり、ただの1/1でもエース級の活躍をしてくれるのだ!
セット内に賛美を持ったカードは11枚。中には《天使の祝福》のように、エンチャントも存在する。
ここで紹介する《数多のラフィーク》は賛美持ちの神話レアであり、仰天するほどの強力なクリーチャーだ。
コモンでは《アクラサの守護者》がキラリと光る。硬くて死ににくい上に後方支援もバッチリの、優秀クリーチャーだ。
賛美はとても強力な能力だが、「賛美持ちのクリーチャーをプレイしてから攻撃=インスタントを使うマナがない」という、いわゆる初心者的プレイを推奨する一面もあるので注意が必要だ。
最後に、個人的に超重要なポイントを紹介しておこう。
バントでは天使が重要な位置を占めている。アラーラにはなんと3種類もの天使が登場するが、いずれもバント出身だ。
神話レアの《浄火の大天使》は、リミテッドならプレイできればほぼ勝ち確定のぶっ壊れカード。重ささえ何とかなれば構築でも十分いける。
残り2枚の天使も、リミテッドだけでなく構築戦でも期待できるレベルの強力カードだ。
天使と言えばイラストも重要だが、今回の天使たちはその期待にも十分応えてくれている。ここではその美麗なイラストを見ていただきたい!
エスパー(青白黒)
| アーティファクトの枚数 |
| 白 |
6枚 |
| 青 |
14枚 |
| 黒 |
6枚 |
| 多色 |
7枚 |
エスパーにはこれと言った新能力がない。
しかし、断片自体が特殊であり、他とは一線を画している。
その特徴を理解していただくには、以下のデータが一番分かりやすいだろう。
アラーラに存在する無色のカード(アーティファクト)10枚
エスパーに存在する(つまり、色を持った)アーティファクト33枚!
エスパーには無色ではない=色つきのアーティファクトが大量に存在する。
《サルコマイトのマイア》が登場したときの衝撃を覚えているだろうか?あれと同じようなカードがひしめいている断片なのだ。
エスパーは、赤と緑が欠損した断片である。野性的なものを排除しようとした結果、「霊気」をこめた「エーテリウム」という金属の存在に行き着き、その「エーテリウム」を体に埋め込んでいるため、エスパーのクリーチャーはすべてアーティファクトとなっている。
エーテリウムはお互いが反応する物質のようで、エスパーにはアーティファクトであるかどうかをチェックするカードが多い。
《エーテル宣誓会の法学者》はアーティファクト以外の行動を大幅に制限する。コンボデッキに対する重要なサイドボードとしても期待できそうだ。
《エーテリウムの彫刻家》は、古の「メダリオン」と同じ効果を持つ。《師範の占い独楽》がエクステンデッドで禁止カードになったが、このカードのせいでは?と邪推してしまうほどの危険な能力だ。今後、デッキ構築のキーカードとなるだろう。
《求道者テゼレット》はエスパー出身のプレインズウォーカーだ。二つ目の能力が《修繕》を思い出させる。昔活躍した茶単のようなデッキで、素晴らしい活躍をしてくれることだろう。
アーティファクトが幅を利かせていたセットと言えば、ウルザブロックとミラディンブロック。いずれも超強力なセットとして歴史に名を残している。アラーラもその期待に応えてくれるのでは…?!
グリクシス(青黒赤)
| 蘇生の枚数 |
| 青 |
3枚 |
| 黒 |
4枚 |
| 赤 |
3枚 |
| 多色 |
2枚 |
グリクシスは生命力を司る緑と白のマナが無いため、自分の力で生命を生みだすことができない。そのため、断片にわかれる前の状態の生命力を、ネクロマンサーなどが再利用しているが…それも段々と先細りになり、滅亡しようとしている。黒が含まれる断片にもかかわらず、純粋なリアニメイト呪文が存在しないのもそういったことを表現していると思われる。
断片の新能力は「蘇生」である。
蘇生を持ったクリーチャーは、蘇生に必要なコストを支払うことで、墓地から場に戻る。それは速攻を得て暴れるが、不完全なリアニメイトのためターン終了時にはゲームから取り除かれてしまう。
とは言っても、一度死んでいたクリーチャーが帰ってくるのは脅威以外の何者でもない。アドバンテージを稼ぐことができる優れた能力だと言える。
蘇生を持ったカードは全部で12枚。それに加えて、グリクシスの神話レア《裏切り者の王、セドリス》は、どんなクリーチャーに対しても蘇生を与えてしまう恐ろしいクリーチャーである。
《セドラクシスの死霊》は、3マナ3/2飛行という優良スペックでは飽き足らず、相手に戦闘ダメージを与えるたびディスカードを強要させる。放っておくとゲームにならないので除去せざるを得ないだろうが、それでも蘇生の能力で帰ってくるという厄介極まりないクリーチャーだ。
《地獄の雷》は2度使える《ボール・ライトニング》のようなカード。飛行を持っているのでかなりの確率で本体に直撃する。しかも、忘れたころに2発目が飛んでくるので気を抜くことができない。
バントに天使がいたように、グリクシスには吸血鬼やデーモン、ゾンビやスケルトンといったいかにも黒いクリーチャーが蔓延している。《死の男爵》はそういったアンデッドクリーチャーを統べる存在だ。
ジャンド(黒赤緑)
ジャンドは、理性的な青と組織的な白のマナが欠損した赤メインの断片である。
基本的な概念は弱肉強食。
赤の頂点と言えば…当然ドラゴン!
底辺は…当然ゴブリン!
新能力は「貪食」。
貪食X(Xには数字が入る)を持ったクリーチャーが場に出るに際し、あなたは望む数のクリーチャーを生贄にささげてもよい。このクリーチャーはその数のX倍に等しい+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。
貪食1のクリーチャーであれば生贄の数だけ、貪食2であれば生贄の数×2の数だけ+1/+1カウンターを置くことができる。
貪食持ちは全部で7枚。中でも注目は《カルデラの乱暴者》だろう。昔暴れまわった《火口の乱暴者》の弟分であり、最低でも全員に3点与えるソーサリーとして使える。餌があればそのまま4/4以上のファッティとして突撃してくれる素晴らしいカードだ。リミテッドで出されると腹が立つぐらい強力である。
《髑髏覆い》は、貪食で失ったカードアドバンテージを補充できるナイスカード。弱いクリーチャーを手札に変換した上で場に巨大クリーチャーが残るので、なかなかの活躍をしてくれそうだ。
貪食を活用するためには、餌の準備も大切だ。そのあたりもしっかり用意されているので、うまく食物連鎖をデッキの中に取り入れよう。
《ドラゴンの餌》は、もうそのまんまと言った感じのカード名だ。《モグの戦争司令官》に慣れてしまった現状ではかなり寂しいものがあるが、無い物ねだりをしても仕方がないので我慢しよう。
《芽吹くトリナクス》は、これまたありえないスペックのクリーチャーである。3マナ3/3だけでも十分なサイズ。その上《神の怒り》に態勢があるのだから、構築戦でも活躍すること間違いなし。
ここで、またまた超重要なポイントを紹介しよう。
何度も言うようだが、バントには天使がいる。ジャンドにいるのは…?そう、ドラゴン!
ジャンドにはドラゴンが4体もいる。当然ながらすべて紹介しよう。グリクシスの時とテンションが全然違う気もするが、あまり気にしないように。
まずは既に各地で紹介されている、神話レアの《ヘルカイトの首領》。ポスト《怒りの天使アクローマ》として最強ファッティの座を狙う。
《炎破のドラゴン》は攻撃している限りは《シヴ山のドラゴン》の完全上位互換。攻撃しながら相手の脅威を取り除くことができるという、考えられない能力を持ったクリーチャーだ。
《若き群れのドラゴン》は双頭のドラゴンといってもいい能力を持ったドラゴンである。《炎の投げ槍》で落ちてしまうサイズは少し物足りないが、2体出てくるのでそんなことはどうでもいい。《その場しのぎの人形》の良きパートナーとなりそうだ。
《捕食者のドラゴン》は、前述の餌を十分用意できていればとんでもないサイズになる。おそらくリミテッド専用カードだと思われるが、構築戦で使うなら赤黒トークンデッキのフィニッシャーとしてお勧めだ。
ナヤ(赤緑白)
ナヤは理性の青と腐敗の黒がない世界であり、際限なく成長するジャングルに覆われている。そのなかで、ガルガンチュアンと呼ばれる巨大生物(パワー5以上のクリーチャー)への信仰が強く存在する。パワーが5あるか無いかが、ナヤでは非常に重要なポイントなのだ。残念ながら新能力は特に無い。
パワーが5以上のクリーチャーの枚数は13枚。
パワーが5以上であることを参照する、つまりガルガンチュアンを信仰するカードの枚数も13枚存在する。では、まずガルガンチュアンを紹介しよう。
浅原 晃一押しの《モストドン》は、リミテッドで1枚取れたら1勝できる強力カード(かもしれない)。
パワーが5以上のクリーチャーにトランプルを与えることができる。自身が5/3なので、自身も対象に取ることができる。
《熊手爪のガルガンチュアン》は、トランプルではなく先制攻撃を与えることができる。こちらも5/3なので自給自足可能。《モストドン》と並んでしまうと手が付けられない。どちらもコモンなので触れる機会も多いことだろう。
ガルガンチュアンは信仰されているだけあって偉大だが、それをサポートする信仰者がいなければただのデカブツに過ぎない。今度は信仰者を見ていこう。

《太陽の種の育種士》《あふれ出る火焚き》《鼓声狩人》は、いずれもデカブツを出すのに必要なマナを用意しつつ、出した後も有意義に働いてくれるカードである。特に《鼓声狩人》は《ワイアウッドの野人》の兄弟で、1度回りだすとすさまじいアドバンテージを稼ぎ出す。取ることができればデッキパワーが確実に上がるだろう。
《サシーリウムの神語り》は《金属細工師》のようなカードだが、これに頼ったデッキを作ると、除去された瞬間自分の手札を見て卒倒しかねない。重いカードは所詮重いカードなので、あまり入れすぎてカロリーオーバーにならないよう、注意が必要だ。
ナヤのコンセプトは「力こそパワー」。
他の断片にはないサイズのクリーチャーで、相手をひねりつぶそう。
さて、5つの断片を紹介し終わったが、アラーラの魅力はまだまだ残っている。
ここからは、その他のポイントを一つずつ見ていくことにしよう。
無色(土地・アーティファクト)
土地、アーティファクト最大の特徴は「多色化を簡単にすすめることができる」と言うことだろう。
ラヴニカブロックで猛威をふるった『印鑑』サイクルに類似した『オベリスク』サイクルが、アラーラで登場する。1マナ重くなってしまったが生み出せるマナの種類も一つ多く、3色のデッキを簡単に組むことができるようになった。
同様に、土地にも好きな基本地形を持ってくることができるフェッチランド5種類と、タップインだが3色のマナを生み出すことができる土地5種類が存在する。
今までであれば当然のようにレアであったこれらのカードが、今回はコモンやアンコモンに設定されており、プレイヤーにとって非常に優しい調整だと言えるだろう。アラーラの世界では誰でも簡単に、好きな色の組み合わせで(時には5色でさえも)デッキを作ることができる!
サイクリング
(サイクリングX(X,このカードを捨てる:カードを1枚引く)
もうすっかりお馴染みとなってきたサイクリングが、今回も13枚含まれている。多色メインのブロックでは、色マナが揃わずプレイできないカードを手札に抱えることも多いのだが、サイクリングがあればその悩みを少し軽減することができる。
《ジャングルの編み手》は普通のゲームをしていればおよそ出てくることはない重さだが、間違って出てしまうと大変な制圧力を誇る。序盤に引いてしまったときは迷わずサイクリングしよう。緑のデッキであれば、とりあえず入れておいて後悔することはないだろう。
黒のサイクリングつきカードである《臓物を引きずる者》は蘇生を持ったクリーチャーだ。最初はサイクリングして手札を充実させ、蘇生で再利用すれば二度おいしい使い方ができる。
さらに、今回は通常のサイクリングだけでなく、重量級サイクルとでも言うべき特殊なカードが5枚ある。
《圧倒する雷》は至って普通の3マナ3点インスタント火力だが、ジャンドのマナ(  )と5マナの合計8マナでサイクリングすると、効果が2倍になる。このサイクルが他の断片にも存在しており、合計5枚の重量級サイクルとなっている。
バント:攻撃クリーチャーをリムーブ(サイクリング時は2体)
エスパー:パーマネントをバウンス(サイクリング時は2つのパーマネント)
グリクシス:ランダムディスカード(サイクリング時は2枚)
ナヤ:対象のクリーチャーを+3/+3(サイクリング時は+6/+6)
通常のゲームであれば8マナには到達しないだろうが、一度この効果を味わうとクセになるぐらい強力だ。オベリスク等のマナ加速と一緒に使ってみよう。
伝令による3身合体
前述の《浄火の大天使》や《ヘルカイトの首領》と言った神話レアは、マナコストが同じ事からわかるようにサイクルとなっている。そして、これらのクリーチャーをライブラリーからいきなり呼び出すサイクルが各色に存在する。
《浄火の大天使》を呼び出す《天使の伝令》…緑と青と白のクリーチャーを1体ずつ生贄にささげることで、ライブラリーから《浄火の大天使》を探し場に出す。
《ヘルカイトの首領》を呼び出す《ドラゴンの伝令》…赤と黒と緑のクリーチャーを1体ずつ生贄にささげることで、ライブラリーから《ヘルカイトの首領》探し場に出す。
伝令は1マナ1/1のクリーチャーであるため、高速で展開すれば3〜4ターン目にこれらの神話レアが場に出てくる。緑絡みであれば《極楽鳥》などのマナ加速も相性抜群。これはデッキ構築のしがいがありそうだ!
根本原理
まずはこのカードを見てほしい。
噂によると、今回の作成スタッフに子供が紛れ込んでしまい、でたらめなカードを作ってしまったらしい。完成版を見てウィザーズのスタッフが腰を抜かしたとか。
…もちろんそんなことはないのだが、こんな常識はずれのマナコストを持ったソーサリーが各断片に1枚ずつ存在する。マナコストも馬鹿げているが効果もめちゃくちゃ。《不敬の命令》をX=5で打ったときを考えれば、その壊れ具合がよく分かるだろう。プレイすることができれば勝ち確定と言っても過言ではない。
そうなると、問題はプレイできるデッキを構築できるかどうかだ。ここはデッキビルダーの腕の見せ所。アラーラの多色マナベースと、シャドウムーアブロックのフィルターランドを駆使して、対戦相手の度肝を抜くようなデッキを構築してみよう!秘匿ランドからのプレイも十分検討に値するだろう。
まとめ
アラーラは新しいレアリティに5つの断片という、新しいコンセプト満載のセットである。時のらせんブロックを補って余りある楽しさが、そこにはあることだろう!
また、各断片のエントリーセットも存在する。こちらにはもれなくブースターパックがひとつついており、大変お買い得だ。おまけの1パックを使って、是非パックウォーズを楽しんでいただきたい。

それでは、ますます楽しくなるマジックライフを!
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